もしものときのために支えてくれる機関は色々ありますが、その存在を知らないと、いざというときに頼ることができません。そんな大切なサポート機関のひとつ、「ひとり親サポートよこはま」に行ってきましたのでご紹介します。
「ひとり親サポートよこはま」は「横浜市母子家庭等就業・自立支援センター」の愛称で、関内駅のすぐそばにあります。市内在住で離婚を考えている方、既に離婚をされた方などのために、就労相談をはじめとした様々なサポートをしてくれるセンターです。
就業のあっせんや自立支援の他、離婚のための法律相談や各種セミナー、離婚にまつわる様々な悩みを相談できる事業などがあります。
センター長の佐々木規行さんによると、
離婚の際、子どものことを含め、決めなけれればならない実務的な問題がたくさん出てきます。でも今まさに離婚に直面していると精神的なダメージを受けているので、すぐに『たち向かって働こう!』という気持ちになれないもの。まずは相談員に色々話して心の整理をしてもらい、その後、法律相談や就労相談へとつなげていきます。
とのことでした。
離婚に関する無料相談「ひとり親相談室」は予約制で1回50分です。
また、ベテランの女性弁護士による無料の法律相談も受けることができます。(予約制。1回40分、2回まで)
離婚時は、親権・養育費・財産分与などの取り決めが大事ですのでプロのアドバイスは貴重です。他にも調停の仕方なども相談できるとのこと。
また、個人相談だけでなく、年6回「養育費セミナー」も外の会場で実施しています。
就労相談については、マンツーマンで何度でも相談できます。(予約制)
最初は労働時間の短い仕事などに就いてみて、その後ステップアップのため再度訪れて転職の相談をされる方も多いそうです。
PCをその場で借りることもできますし、レンタルスーツもあります。
就労相談についてはセンターでだけではなく、住んでいる区の福祉保健センターこども家庭支援課に電話して予約をすれば、居住区の区役所でも相談できるそうです。
ひとり親同士の交流ということにも力をいれていて、ひとり親向けの色々なセミナー「ひとり親サロン」を実施しています。関内駅周辺以外でも実施していて、2月は鶴見区のわっくんひろばで「パーソナルカラー講座」、3月は西区のスマイルポートで「アンガーマネージメントセミナー」を予定しています。
無料で相談やセミナーなど、様々な事業をしている心強い存在なので、「ひとり親サポートよこはま」、困ったときには思い出してください。
(取材日2020.1.27)