幼稚園・保育所・認定こども園って? (2025年8月記事)

子どもが生まれてから初めて直面する「どの園に通うのか」という悩み。いろんな幼稚園や保育所があるけれど、どのように違うのか、どのように申し込むのか…など疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
産休明けてすぐにフルタイムで復帰する方は選択肢が少ないかもしれませんが、それでも「どんな場所なのか」「わが子に合う所なのか」など悩みは尽きないですよね。
今回のヨコソダテでは、幼稚園・保育所・認定こども園について、違いなどを簡単にご紹介します。
これからの方はぜひ、すでに通っていたり卒園されている方も知識として参考にしてみてくださいね!

幼稚園と保育所の違いって?

幼稚園 (文部科学省管轄)

小学校入学前の子どもに教育を行う施設    
・満3歳~就学前
・1日4時間が基本
・直接園に申込み(面接や抽選がある園も有)
・昼食は園によって異なる(弁当のみ・給食と併用など)

保育所(こども家庭庁管轄)

保護者の代わりに保育を行う施設

・0歳~就学前
・1日8時間が基本
・保護者の就労など条件がある
・希望は出せるが、自治体が審査し決定
・完全給食
・お昼寝の時間がある

幼稚園は学びの場だから短時間、保育所は親の代わりに育てる場だから長時間。
保育所の利用には親が保育できない理由が必要だから、条件や審査があるのね!

認定こども園って、どんなところ?

認定こども園(こども家庭庁管轄)

幼稚園と保育所の両方の良さをもった教育・保育を一体的に行う施設

・保育を必要とする利用
→保育所と同じ条件(0歳~)

・保育を必要としない利用
→幼稚園と同じ条件(満3歳~)
※同じ園の中でも、利用区分によって申込み方法や保育時間が変わります

保育所と同じようだけど、保育所よりも教育に力を入れるのが認定こども園。
保育利用と教育利用の子が同じ部屋で一緒に過ごしているので、帰る時間も子どもによって違うのね。

それぞれの良さって?(保護者の声)

幼稚園

・平日午後に余裕があるので、親子の時間を過ごしたり習い事をしやすい
・園の敷地内で、保育後に体操や英語など習い事を受けられる園もある
・日々の保育も、教育の観点でカリキュラムが組まれていることがある
・保育参観や行事などで子どもの成長を見ることができる
・園の特色を見た上で、自分の子に合わせて園を選べる  …など

保育所

・日々の様子を連絡帳やアプリで教えてくれる
・トイレトレーニングやお着替えなど、生活習慣が保育所で身につく
・毎日のようにお散歩に行くので体力がつく(園庭がない保育所など)
・親が参加する行事が少ないから楽
・育児から離れて、親としてではなく自分の時間が過ごせる  …など

認定こども園

・育休中や、フルタイムからパートに代わったり仕事を辞めるなど、就労が変わっても退園せずに通い続けることができる
・従来の保育所より、小学校入学に向けて教育的なカリキュラムが受けられる
                                  …など

よくあるQ&A

Q.幼稚園に通わせたいけどフルタイムで働きたい。保育所でないと難しい?
A.横浜市の幼稚園では『横浜市型預かり保育』を行っており、認定を受けている園では、一定の就労時間以上の方は7:30~18:30まで預かり保育を利用できます。通いたい園がどのような預かり保育を行っているかご確認ください。

Q.保育所の待機児童は現在はどうなの?
A.令和7年4月1日の発表では12年ぶりに待機児童ゼロを達成したとのこと。産休明けの1歳からの新規利用が多いため、0~2歳までの小規模保育事業所を増やし、3歳以降は幼稚園の預かり保育を利用するなど、受け入れ態勢を増やしているようです。

Q.幼稚園は親の負担が多そう?
A.最近は幼稚園でも共働き家庭が増えているため、休日に参観を行ったり、行事も保護者が参加しなくてもよいように変わってきています。園によっても負担度は違うので、各園にご相談ください。

Q.保育所は遊んでいるだけで教育はないの?
A.保育所によってはリトミックや体操などを取り入れている所もあります。また幼稚園も一斉教育ではなく「幼児期は遊びを通して学んでいく」という考え方に変わってきており、幼稚園と保育園の差は少なくなってきているかと思います。

Q.働いていない親は3歳まで子どもを預けるところがない?
A.最近では2歳児クラスやプレ保育を設けている幼稚園もあります。また一時預かりや、地域の中で子どもを預かる横浜子育てサポートシステム(子サポ)などもあります。

産休明けに復職する場合、0~2歳は小規模保育所で3歳から幼稚園というようにもできるのね。小学校入学までずっと同じ保育園にするか、第2子出産や転職を考えて認定こども園にするか…選択肢がいろいろあって悩みそう。

どこに相談したらいい?

各区の子ども家庭支援課に『保育・教育コンシェルジュ』があり、どんな保育サービスがあるのか、保育所の空き状況など、いろんなことを相談できます。
パマトコ から予約、または 各区の子ども家庭支援課 に電話をかけて事前予約)
えんさがしサポート★よこはま保育』というサイトでは自宅の場所、預ける時間、子ども年齢などの条件を指定して、近隣の幼稚園や保育園などの情報を調べることができます。
また地域子育て支援拠点や広場では近隣の園のパンフレットが置いてあったり、スタッフさんや利用している保護者の方からリアルな園の情報を聞けることもあります。

横浜市にはたくさんの園があり、園ごとに特色があるので情報収集や説明会(見学)はとても大切です。気が付いたら説明会や体験会が終わっていた…ということもあるので、ぜひ積極的に情報を集めて、各ご家庭にあった園を見つけてくださいね!

(スタッフY・T)

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