他市町村から横浜市に引っ越して来られた方、生まれも育ちも横浜だけど自分が子どもの頃と様変わりしてよく分からない方、横浜市のHP見たけど複雑すぎて断念した方etc….、そんなみなさんに向けて、横浜の幼稚園についてまとめてみました!
・認定こども園という、保育所と幼稚園の特徴を兼ね備えた園もある
・幼児教育・保育の無償化により保育料が無償化
横浜市内の幼稚園はすべて私立幼稚園です。歴史のある園が多く、特徴もそれぞれです。
認定こども園というものもあり、これは保育所と幼稚園の両方の機能がある園です。普通保育所は仕事や病気のために家庭で保育できない子どもを保護者に代わって保育する施設ですので、例えば仕事を辞めて保護者が家庭で保育をできる状態になると利用できなくなります。しかし認定こども園はこのように状況が変化しても継続して利用することができるのが特徴です。
幼稚園は年少さんから入る3年保育と年中さんから入る2年保育がありますが、横浜では3年保育を希望する人が多いようです。
おおむね9時から14時まで保育しているほか、夕方まで延長保育を実施している園が増えてきました。特に横浜市が認定した「横浜市預かり保育幼稚園」は、7時30分から18時30分(土曜日*は15時30分)まで、夏休みなど長期休業中も含めて保育を行っていますので、「働いている=子どもは保育所」という考えだけでなく幼稚園も視野に入れての検討ができますね。
*土曜日は実施していない園(平日型)もあります。
[入園手続き等について]
入園説明会や見学会は各園で行います。時期も園によって異なりますので直接園に問合せましょう。
入園手続きのスケジュールはすべての園で共通で、各園で行います。
〇入園願書配布 10月15日より
〇入園願書受付 11月1日より
幼稚園では入園前の子ども対象にプレスクール(プレ教室・プレ保育などいろいろな名称あり)を開催している園も多いです。プレに参加していたことで優先的に入園できることもあります。
気になる幼稚園にかかるお金の話ですが、令和元年10月1日から幼児教育・保育の無償化が始まり、
幼稚園・保育所等を利用する3~5歳児クラスの全ての子どもの保育料が無償化となりました。
無償化と言っても、入園料・制服代・教材費・食材費・設備費(例えば園バス)・冷暖房費などの実費分はかかります。私学助成型(この後説明)の幼稚園では保育料の月額25,700円までが無償化となります。
例えば負担額はこんな感じ…
◆保育料が月額28,000円の場合⇒月額2,300円の保育料+その他の実費用
◆保育料が月額25,000円の場合⇒月額の保育料の支払いなし+その他の実費用
となります。私が子どもを幼稚園に通わせていた頃は世帯の納税額に応じた補助金制度がありましたが(しかも補助金額がそれほど多くない)、この無償化はそのような条件がなく全員が適用となります。うらやましい!
そして、幼稚園や保育所のことを調べたことのある人なら見たことがあるであろう「1号認定・2号認定・3号認定」そして「私学助成型」「施設型給付」という言葉。え?なにそれ??
簡単に説明すると、この無償化をするにあたって、幼稚園運営者は私学助成型(従来型)と施設型給付(子ども・子育て支援新制度型)という二つの方法からどちらかを選ぶ必要があり、施設型給付を選ぶと〇号認定という区分けが出てくるという、いわゆる行政の手続的な事情の話です。なのであまり気にすることはないのですが、無償化を受けるためには、
A.私学助成型 全ての保護者が必要書類を園に出す必要あり
B.施設型給付 保護者の手続きは不要だが、預かり保育を利用する人は必要
という手続きに違いがあります。そして就労のため預かり保育を利用する方は、AもBも就労証明書が必要となります。どちらにしても幼稚園から案内がありますのでご安心ください。
ちなみに、預かり保育の保育料についても月額11,300円まで無償となります(利用日数に応じて変動。1日あたりの上限額は450円)。
横浜市内の幼稚園・認定こども園は園庭開放などを行っているところもあるので、気になる園があったらHPをチェックしてみるといいですよ。
横浜市の幼稚園・認定こども園一覧はコチラ(横浜市のHP)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/hoiku-yoji/yochien/yochi-list/