家族のケアにサポートブックを取り入れてみよう(2026年2月記事)

2月はダブルケア月間ということで、この「楽しもう!ヨコソダテ♪」でもこれまでさまざまな角度から情報を発信してきました。
ダブルケアは、主に、介護と育児が重なることをいいますが、それだけではありません。各家庭にはさまざまな事情があります。
今回は、自閉症児を育てる親の視点で、スタッフが実践して、家族のケアに役立てられそうだと感じた「サポートブック」をご紹介します。

サポートブックとは

「サポートブック」というものを見たことがありますか?サポートブックとは、障害のある人が、必要な援助を受けるために、自身の状況や困りごとなどを可視化して、関係者と対話するためのコミュニケーションツールです。
わたしは、子どもの通っていた児童発達支援事業所で、サポートブックの存在を教えてもらいました。
サポートブックに決まった形式はありません。インターネットで検索するとさまざまな自治体や発達支援事業所がテンプレートを公開しています。

こんなときに便利

わたしがサポートブックをつくったきっかけは、子どもが保育園から小学校へ就学するタイミングです。学校では支援級に入学することが決まっていましたが、校長先生や支援級の先生、放課後の居場所として預けることになる放課後キッズクラブや学童、新たな療育施設として放課後デイサービスの事業所など、面談先がたくさんありました。
自分の子にあった適切な支援を受けるために、それぞれの場所で、いちから得意不得意や手伝ってほしいこと、これまでの経緯などを話さなければいけません。
そのときに役だったのが、サポートブックです。わたしは、自分の使い勝手がいいように、オンラインの画像編集アプリを利用して自作しました。

(サポートブックの例)

大切なポイント

①成長や経過の記録

子どもが生まれたときに受けとる母子手帳に、みなさんは、どのくらい書き込んでいますか。
首がすわった時期、はいはいを始めた時期、つかまり立ちをした時期、はじめて言葉を発した時期など、赤ちゃんのころから要所要所をメモ書きで残しておくと、あとからその情報が必要になるときがくるかもしれません。
また、発達に関しては、相談や診察に行った経緯や日付も尋ねられることが多いです。

②相手に読みやすく

張り切ってたくさんの情報を詰め込みすぎると、かえって、伝わりにくくなってしまいます。用紙を手渡す場合には、文字が読みやすいサイズになっているか、要件がまとまっているか気をつけましょう。また、手伝ってほしいことがある場合は、具体的なケースと何をどうしてほしいのか、はっきりと伝えます。

③コミュニケーションツールとして使う

学校の先生に見てもらう場合など、年度毎に使うこともあるかもしれません。受け取る相手によって、サポートブックの扱い方も変わります。まずは、お互いに話しやすい方法で進めてみてください。要件ばかりではなく、子どもが好きなキャラクターやよく見るテレビ番組などの情報もいれておくと、お子さんと支援者との間で話しの種になることがあります。

④個人情報なので要注意

サポートブックは、お子さんの大切な個人情報です。年度末には回収する、処分してもらうなど、取り扱いには十分気をつけてください。

介護などにも応用できます

サポートブックの考え方は、医療や福祉サービスを受けるときの施設や行政の窓口でのやりとりなど、さまざまな場面で応用できます。家族の状況を客観的に把握して、適切なサポートをうけられるように、今回ご紹介した4つのポイントに気をつけながら、ぜひ、試してみてくださいね。

(スタッフH.M)

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