今日は3月3日 ひな祭り、桃の節句ですね。ひな祭りの食べ物の一つにひし餅がありますが、その三色は春の色を表していて、冬の寒い季節から雪(白)がとけ生命力たくましい新芽が出て葉(緑)になり美しく香り高い桃の花(ピンク)が咲くように立派な女性になるようにとの願いが込められているようです。日本の季節の風習、大人も一緒に学びつつ、子どもたちにちょっとずつ受け継いでいきたいです。
「楽しもう!ヨコソダテ♪」の今回のテーマは防災。東日本大震災から10年直前の先月にまた大きな地震があり、怖い思いをされた方も少なくなかったのでは?
そこで、よこはま子育て情報スポットの小さい子どもを持つスタッフが、2月の地震でどんな行動をし、その後どんな備えをしたか、どんな情報が役に立ったのかなどについて2週に渡ってお届けします。前半の今日は「2月の地震の際にどんな行動や備えをしたか」です。
◆東日本大震災の時、東北の実家で3日間の停電を経験したことが忘れられず、普段は何かあったらこれを持って逃げようと決めているリュックを備えています。(中身はバスタオル、子ども用オムツ、簡易トイレ、電池、充電器、ゴミ袋や10ℓ用の水袋などなど)あとは何かあれば子どもとここに逃げるよーと夫と話しています。(スタッフK)
◆防災リュックは用意してありましたが、数年前だったので非常食の期限が切れていました・・。子どもも成長したので見直そうと思っていたけど進まず、先日の地震で日頃の備えは重要だと再認識したところです。
備えとしては、
①スマホがあれば情報収集、明かり、子どもの暇つぶし…と色々使えるので、モバイルバッテリーを常に充電しておくよう気をつけています。
②子どものストレス軽減の為、お菓子の保存缶を用意し、絵本をコピーした物を避難時用にリュックに準備(絵本本体だとかさばって重いので)。
③大きな揺れの時に、どこに移動するか子どもと話しています。寝室ならベッド以外の家具はないので、そのまま。リビングは物が倒れてくるので、隣のお風呂場に移動。トイレはとりあえず扉を開ける。日中など家族がバラバラに過ごしている時は、とりあえず家に戻り、もし誰もいない時は避難所になっている学校へ、など。
④防災リュックはキャリーにも出来るタイプを準備。子どもが歩いてくれない場合ずっと抱っこもキツいので、おんぶしてキャリーを引っ張って避難しようと思っています。(スタッフT)
◆ほとんど、準備してなかったので、焦りました。揺れている時には、寝ている子どもを起こすかどうか迷いましたが、むやみに不安を煽っても仕方ないと思い、今回は寝かせておきました。もし、入浴中の場合は、どうするのがベストなのかも考えたり・・。スマホの充電が少なくなっていたので、急いで充電。持ち物等、子どもたちの年齢の変化に合わせて、確認しておかないといけないなと色々思いました。(スタッフW)
◆ちょうど子どもを寝かしていた時で添い乳をしていたので、すぐに家を飛び出せるように、とっさに服を整えました。動き回ろうとする子どもに「じっとしてて」と言い聞かすのが大変でした。
団地なので、一番頑丈なのは、お風呂場だと思いますが、例えば、机の下に隠れるにしても、まだ言葉で伝わらない二歳児をその場に制止させるのは難しいと思いました。その時、隣に住む両親のところへ行っていた夫が揺れている最中に帰ってきて、わざわざ玄関のカギを閉め、玄関の電気も消して部屋に入ってきたので、意識の違いに驚きました。
自分なら、「玄関は半開き、電気はそのままで、しばらく様子を見る。地震のときは、火を消す、扉がゆがんで開かなくなる可能性があるので窓でもなんでも開ける、頭を守る」など、小学生のころ避難訓練で習って以来、心がけています。
自分が知っているだけではなく、別に住む両親も含めて、家族と防災について話しておくのは大切かもしれないと思いました。
備えとしては、
①玄関に防災リュックをおいていて、中身は、懐中電灯、電池、充電器、ラップ、防寒具、雨具、工具類、手袋、マッチ、マップ類などなど、サバイバルできそうなもの一式。
②その側に、ローリングストックになる食べ物類、簡易トイレ、水を汲める折り畳みタンクなど。
③子どものおむつやおやつは、最低限、いつものお出かけセットとして、いつでも、さっと持ち出せるように常備。
④NPO法人コドモトの防災講座で習った風呂敷を使った子どもの抱っこは、練習がてら、普段から実践。
⑤テレビや大きな棚はすべて突っ張り棒やベルトで固定。(スタッフH)
◆飲料水は常にペットボトルをローリングストックで用意。冷凍庫に氷を常にストック(溶かせば水になるので)キャンプやBBQのアウトドアレジャーを楽しみ、何かの時に役立つようにしています。
町内会の防災訓練にも参加しますが、町内会のイベントでの公園でのテント設営や餅つき大会など、防災ではないイベントも実は防災訓練にもなっているのではと思います。(スタッフS)
いかがでしたか?いざという時にどのような行動をとるべきか、自分たちの今に合った備えは何なのか、どう連絡を取り合うのか、普段から家族で話し合うことが大事ですよね。もしまだ備えてなかったり、備えているけど今回の記事を読んで新たな視点がみつかったという場合は、ぜひご家族と「いざ」という時のことを話し合ってみてください。
また横浜市西区・神奈川区・南区が出している小さいお子さんのいるご家庭向けの防災冊子が便利ですので、こちらも参考にしてみてください。
西区「もしもにそなえる防災ノート」はこちら
神奈川区「大地震から子どもたちを守るために」はこちら
南区「子育て家庭のための防災ハンドブック」はこちら