電気がないとテレビはつきません。正しい情報を素早く手に入れるためにラジオと乾電池を用意しておきましょう。懐中電灯は手の届くところに。携帯電話のモバイルバッテリーも必須です。
ガラスを踏むなどして出血するかもしれません。慌てず対処できるように止血できるもの(清潔なタオルやガーゼ、ハンカチ)を用意し、使い方を覚えておきましょう。
簡易トイレの準備をしましょう。配給される備蓄品は、女性や赤ちゃん向けのものは少ないです。おむつやナプキンも多めのストックを忘れずに。給水所の確認や、飲み水や生活に使う水の確保も。1人1日3リットルの量が目安です。
非常時、大人は頭でわかっているので、あまりおいしくなくても食べることができます。小さな子どもは、普段食べ慣れていないものをなかなか食べてはくれません。買い置きしている缶詰やレトルト食品も、ときどき、食卓に並べてみましょう。気持ちが塞いでしまったときに元気を出すためにも、子どもが好きなおやつのストックは切らさないように気をつけて。お湯のいらない液体ミルクにもメーカーによってそれぞれ特徴があるので、試してみて好みのものを見つけておくと安心です。
災害が発生し、電話回線が込み合って繋がりづらい状況になったときに提供される災害用伝言ダイヤル(171)・災害用伝言板(web171)というものがあります。毎月1日、15日や防災週間など、使い方を練習するために体験利用ができます。
街で見かける公衆電話も、災害時に通信制限や停電の影響を受けない「災害時優先電話」として機能しています。
地域の人と顔の見える関係を築いておきましょう!避難所を運営しているのは地域の自治会や町内会であることが多いです。子どもを連れて避難所で生活しなければならなくなったとき、全く知らない人たちのなかで過ごすより、少しでも顔見知りになっていると気持ちが和らぎます。役所に頼りたくても人手が足りないことが予測されます。まずは、自分の命を自分で守れるよう、横浜市では、よこはま地震防災市民憲章が策定されています。
防災士の石川澄江さんのプロフィール
石川さんが防災を意識したのは、息子さんが2歳のころに体験した東日本大震災がきっかけだそうです。ソーイングの先生でもあり、『備えるを日常に』をキーワードに防災の情報を発信している防災士石川澄江さんのホームページはこちらです。公式ライン『みんなにソナyell』はこちらから。