体の芯まで冷えるこの季節、のんびりお風呂につかるとホッとしますよね。
市販の入浴剤もいいですが、家庭にあるものでも入浴剤として楽しめるのをご存知ですか?
ネットを検索するといっぱいで出てきてびっくりします。
簡単に手に入るものをいくつかご紹介しますが、実際に使ってみたらどうなのか、「よこはま子育て情報スポット」スタッフが試してみました。
まずはどんなものをどのように使うのか、ネットから調べてまとめてみました。
(効能についての医学的な検証がないものもあり、参考情報としてお読みください。)
【重曹】
湯船に大さじ1~3程度入れます。
皮脂を分解する働きがあるので、角質が柔らかくなり肌がツルツルになるそうです。
残り湯を洗濯に使うなど、お掃除にもぴったり。
【みかんの皮】
よく洗って天日でカラカラに乾かしてから使用します。湯船に入れるときはガーゼで包んだり、みかんネットに入れておくと後片付けが簡単です。
みかんに含まれるリモネンという成分に、リラックス、リフレッシュ効果があるとのこと。
また保温保湿、血行促進も期待できるそうです。
生の皮でのいいという記事もありました。(ただし生だと、敏感な人はひりひりすることがあること、しっかり洗い流さないと日光にあたった時に皮膚のシミになる可能性があることが挙げられています)
【りんごの皮】
よく洗って天日で乾燥させます。芯の部分もOK。
りんごに含まれるセラミドが美肌を作るのに良いとのこと。
香りも良いので、リフレッシュ効果もあります。
(りんごはアレルギーが出る場合もありますので、ご注意下さい。)
【砂糖】
湯船に大さじ3〜5杯くらい入れます。
保湿効果があるので、乾燥を防ぎお肌が潤うとのこと。
どの砂糖でも利用できますが、三温糖や黒糖ならミネラルの効果も期待できるかも??
【緑茶、紅茶】
新しいティーバッグなら1つ湯船に入れます。出がらしでもOK!その場合は3パックほど入れます。
茶葉に含まれるカテキンやフラボノイドなどに消臭作用や殺菌作用があり、ビタミンCには美白効果があります。
【コーヒー】
飲み終わったコーヒーのかすを一度乾燥させてから、ストッキングやガーゼに包んで湯船に入れます。
もしくは液体ならコップ一杯ほど。インスタントでは効果はうすいので、ドリップコーヒーがオススメです。
香りによるリラックス効果はもちろん、カフェインによる発汗作用や肌を引き締める効果があり、ダイエットにぴったり。
色が着きやすいので、入浴後はシャワーで体を流し、浴槽も早めに流した方が良いとのことです。
肌が弱い方やお子さんは肌荒れする可能性もありますので、まずは少量から試して下さい。
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さてさて、みなさんはどう思いましたか? 「えっ、そんなのほんとに効くの?」というのもあったかも。
ネット情報は、効果を実際に検証してる記事が少なく、どこまで信頼していいのかも気になります。
なのでここからは、よこはま子育て情報スポットスタッフ二人が実際に試してみたレポートです!
ただし、こちらもあくまでも個人の感想に過ぎません(笑)
興味をもったものがあったら、皆さんも実際に試してみてくださいね。
1.重曹
もともと市販の入浴剤はこの重曹に色素や香料を付けて製品化してるものなので、信頼性が高いですね。弱アルカリ性のため、酸性である皮脂汚れをおとしてくれてつるつるになり、清潔にもなるそうです。
さらにクエン酸を加えると、炭酸ガスが発生して、シュワシュワタイプになり、血行促進効果も期待できるそうです。
その2種類からつくるバスボムの作り方もネットで検索すると載っていますので、興味ある方は
トライしてみてください。
ただし、注意点としては、
・大量に入れすぎると皮脂を溶かしすぎてかえって肌を痛めるので、たくさん入れすぎないことと毎日使用するのはやめること、浴槽から出たらさっと洗い流すこと、顔に使用するのはやめること。
・口に入ることを考えて、掃除用ではなく、食用か薬用を使うこと
があげられます。
実際に重曹を入れたお風呂に浸かってみました。匂いがないのでまったく気にならず、なんとなく皮膚がツルツルになったようにも感じます。主婦としては、そのあとかるくこすって流すだけで浴槽がきれいなるという点にも魅力を感じました。
ただ、普通肌の自分は全く問題なかったけれど、皮脂を洗い流すということは、肌の敏感な人は量や使用方法など要注意なのではないかと感じました。記事によってはアトピーに効くなどというのもありましたが、根拠のない記事は信用しない方がよいかもと感じました。
また、掃除用なら気軽に使えるけど、食用と知って、いきなりハードルあがりました。少なめの大さじ1杯でも箱から出して使うのが正直もったいなかったです(苦笑)
2.みかんの皮
冬至のユズ湯は有名ですが、みかんの皮なら手に入りやすし、ゴミの再利用になるのでいいですよね。今回は乾燥させたみかんを使ってみました。
乾燥した分、成分が濃くなったのか(?)思ったよりお湯にうっすらとオレンジ色が出ました。
でもミカンの香りを期待していたのに、子どもも「なんか良い匂いじゃない」と。
乾燥している間に匂いがとんでしまったのか、青臭い感じでした。(笑)
香りを楽しむなら、乾燥させずに生のまま入れた方が良かったかも。
でもミカンの成分のおかげか、肌がしっとりした気がします。
最後は子どもがミカンをガーゼから出してモミモミしたので、お湯の中が細かいミカンだらけに。
小さいお子さんがいる家庭は網が必須かも(笑)
3.砂糖
最初にネット記事を読んで、湯がベタベタするのではないかとかなり不安を感じた砂糖。
えいやっと大さじ5杯も湯舟に入れてしまった!!
おそるおそる入ってみると意外にも湯はべたつかず、さらっとして、なめてみても全く甘くは感じませんでした。
しかも湯に入ってる時からしっとり感がして、肌によさそうな感じはしました。
砂糖は安価なのでもったいない根性も刺激されず、このしっとり感なら意外といいのではと思いなおしました。
ただし、なんとなく上がった後の残り湯をそのままにするのがいやですぐ流してはしまいましたが(笑)
4.紅茶パック
紅茶パックを試してみました。
子どもも興味津々で、揉んでみたり、匂いをかいでみたり…とずっと握りしめていました。 新しいパックを入れたので色は少し出ましたが、飲む時よりお湯がぬるいことや、お湯の量が多いこともあり、うっすら色がついたかな?程度でした。 匂いも少しだったので、お茶気分を満喫したい時は何個か入れた方がいいかもしれません。(我が家のティーパックが薄かっただけかもしれませんが。) 1パックでは本当に効能があるのかな?という感じでしたが、いつもと違うお風呂で楽しめたのと、子どもがふざけて飲んでも安心なので試して良かったです。
5.コーヒーかす
砂糖が最初ぞっとしていたのに意外によかったので、これも案外いけるかと思って勇んでお茶パックを2重にしてコーヒーかすを入れて浴槽に浮かべてみました。うっすら色がつきます。そして香りも立ちのぼり・・ネットの文にあるようにリラックスするかと思いきや、個人的には全くリラックスしませんでした(ガーン!)
コーヒー自体は1日何杯も飲むほど大好きなのですが、お風呂の時に正直この匂いは嗅ぎたくないなあと脳が感じ取ると体が拒否ってしまうのか、肝心のぽかぽかするなどの効果を全く実感できずじまいでした。みかんやゆずなど柑橘の香りだとリラックスできるのですけどね。
終わったあとも色やにおいが残るといやだからすぐ流して、すごく念入りに掃除しちゃったりして・・なんか逆に疲れました(笑)
これは個人差の問題なので、コーヒーの匂いでリラックスする方には良いのかもしれません。
ゴミの再利用という点では気軽に使えますが、香りでリラックスできない人はやめておいた方がよいかなあと感じました。
いかがでしたか?
りんごなどまだ試してないものもあるので、またやってみたら記事を更新します!
今回、自分で「調べて」、「やって」みて思ったのは、
①ネットの記事は転載されてるものも多く、いい加減で効果が本物なのか確信がもてないものも多いと感じました。
なので、なんでも自分でやってみるのは大事だなと思いました。
②しかし、自分でやってみても、実験のように厳密にやっていないので、「なんとなくそんな気がする」という程度くらいしか自分でも判断できないなとは思いました。
でも子どもと一緒にお風呂に入るときのコミュニケーションツールに使えるので、楽しんで使ってみるのはいいかも♪
また、子どもが大きくなったときに自由研究等で実験にトライしたり、バスボムを作ったりしても楽しいかもと思いました。