発達障害について知ろう!(2026年4月記事)

4月2日は「世界自閉症啓発デー」ということをご存じですか?4月2日から8日までの「発達障害啓発週間」に、横浜でも観覧車やマリンタワーなど観光スポットがブルーの光でライトアップされます。

「自閉症」「発達障害」という言葉をよく聞くようになりましたが、実際にどのようなものなのか、どのように関わったらよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

今回のヨコソダテでは、「発達障害」について簡単にご紹介します。ぜひこれをきっかけに、発達障害について考えてみていただければと思います。

発達障害とは?

発達障害とは、脳機能の発達が関係する障害で、主にコミュニケーションや対人関係を作るのが苦手と言われています。「愛情不足」「親の教育不足」と言われた時代もありましたが、先天的なものなので、育て方や教育方法、しつけの問題ではありません。

発達障害はどんな傾向があるの?

自閉症スペクトラム(ASD)
言葉や発達の遅れ、コミュニケーションをとるのが苦手、こだわり、パターン化した行動など

アスペルガー症候群
言葉や発達の遅れはない、コミュニケーションをとるのが苦手、パターン化した行動など

注意欠陥多動性障害(AD/HD)
じっとしていられない、集中できない、衝動的な行動など

学習障害(LD)
知的発達の遅れはないのに、「読み書き」「計算」などが極端に苦手など

トゥレット症候群
意思とは関係なく、まばたきや肩をすくめる、飛び跳ねるなど同じことを繰り返す「チック」が1年以上続く

吃音(症)
「車」を「く、く、くるま」「くーるま」「……くるま」など滑らかに言葉がでない

・名前を呼んでも全く反応しない
・特定の物にしか興味を示さない
・相手に関係なく一方的に話し続ける
・理由もないのに突然走り回る
・常につま先立ちで歩く
・突然大声で叫びだす…

そのようなことから発達障害に気づく方も多いようです。

発達障害は個人差が大きく、複数の障害が重なって現れることがあります。また障害の程度や年齢などによっても変わってくるため、上記はあくまで一例となります。
政府広報オンライン「発達障害って、なんだろう?」で紹介されていますので、ぜひそちらもご参照ください。

発達障害は治るの?

先天的な脳の障害なので、治る(完治する)ことはないといわれています。しかし適切な対処方法を学んだり、周りの環境を整えたりすることによって、日常生活に支障なく過ごせるほど落ち着くこともあります。
発達障害のある人は叱られたり、人間関係でうまくいかないことも多い為、適切なサポートがされないと不登校やひきこもりなどの二次障害につながる場合もあります。
「治らないから」「そういう人だから」と放置するのではなく、発達障害に早く気づき、その人に適した療育(医療や教育等を通じ、社会に適応し自立できるよう育成すること)に早くつながることが大切です。

どのようにサポートしたらいいの?

発達障害は個々によって差が大きい為、その人その人によって必要なサポートは変わりますが、基本的なポイントをいくつかご紹介します。

簡潔に伝える

想像したり、複数のことを同時に考えるのが苦手
→分かりやすい言葉で、一つずつ簡潔に伝えることで理解しやすくなる

絵カード

話を聞かない、話を聞いても理解できない
→言葉よりも、目で見て分かる情報のほうが理解しやすい傾向がある

タスクチェッカー(忘れ物チェッカー)

何度繰り返しても覚えられない、次に何をするか不安になる
→やることを可視化して、安心につなげる

イヤーマフ

騒がしい音が苦手、周りの音が気になって落ち着かない
→音を抑えることによって、安心して過ごせる

トランポリン

部屋の中を走り回る、椅子に座ってもすぐに姿勢が崩れる
→走りたい衝動を置き換える、気持ちを落ち着かせる、体幹の強化して姿勢を保てるようにする

パーテーション・ダウンスペース

興奮して感情が爆発してしまう、パニックになる
→余計な刺激から遮断し、落ち着かせる

どこに相談したらいい?

「子どもの発達が気になる」「もしかしたら…」と子どもの様子について気になったら、横浜市内であれば、まずはお住いの区の「子ども家庭支援課」に相談してみましょう。必要に応じて療育センターや児童相談所で検査を受けたり、サポートについて相談できたりします。
また「支援が必要」と認められると、児童発達支援事業所(未就学児)や放課後等デイサービス事業所(小学生以上)など支援機関が利用できるようになり、子どもに合わせた療育を受けることができます。
早期に療育とつながることで、子どもの発達を促したり、社会性や順番を待つ力も育てることができます。また保護者も適切な関わり方を学ぶことができるなど、子どもと家庭の両方に良い影響をもたらします。
発達障害の相談・検査を受ける人数は年々増えており、検査の予約を取るのに半年以上待つこともあります。思い過ごしでも大丈夫なので、まずは一歩踏み出してみましょう。

生まれつき運動が得意な人もいれば、不得意な人もいる。絵が上手な人もいれば、音痴な人もいる。人それぞれ違っていて、それが個性の一つでもあります。
「発達障害」というと重く感じますが、コミュニケーションをとったり自分の気持ちをコントロールするのが生まれつき苦手な人です。
皆が正しく理解し、周りの環境を整えて適切にサポートすることで、発達障害の人も周りの人も安心して生活していくことができるようになります。
今、10人に1人は発達障害があるとも言われています。「困った人」「変わった人」とレッテルを貼ってしまうのではなく、『皆でサポートすることが大切』ということをぜひ周りの方にも伝えてくださいね。

(スタッフT) 

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