エンディングノートを作ろう!

2月はダブルケア月間私たち「よこはま子育て情報スポット」も全面的に応援しています!!
2021年5月の「楽しもう!ヨコソダテ♪」のコーナーでも取り上げた『ダブルケア』。身近な人のケアが複数重なることをいい、代表的なものに育児と介護の同時進行があります。元気に過ごしていてもダブルケアはいつ始まってもおかしくありません。小さな子がいれば、負担はなおさら。
今月はダブルケア月間にあわせて2回にわたり「ダブルケア、今わたしたちができること!」をテーマにお送りします。今回は、老後だけではなく若くても誰でもエンディングノートをすぐに作ろう!です。ダブルケア中のスタッフ自身がつい最近その必要性を感じ読者のみなさまにも知ってほしいという思いで書いたエピソードをもとにエンディングノートを紹介します。

私の母はパーキンソン病で要介護状態です。現在80歳の父が元気で数年間頑張って母の介護をしていました。食事の世話は勿論、出かける付き添い、買い物もです。自分の時間はあまり無く、自分の健康より母の世話を優先する人でした。

そんな父が突然体調を崩し、救急搬送され、意識不明となり、担当医から延命について家族で話していましたか?と急に私は聞かれました。

症状はどんどん悪くなり、「気管挿管していいですか?」「人工呼吸器付けていいですか?」「中心静脈カテーテル付けていいですか?」、次々と聞いてきます。

介護状態の大人を2名同時に介護することは娘の私からすると別居状態だと厳しいです。施設に入れたくても比較的安価な特別養護老人ホームはすぐに空いてません。このまま延命しても辛くなる事は目に見えています。でも、本人の意思がわからないので、決断ができません。介護しない遠くの親族は延命をと言ってきます。勿論、理想は延命です。わかってます。でも、現実は難しいです。

救急の医師にその現実を本音で話すと、「今の医療は進んでいるので、やろうと思えば色々出来てしまう」こと、「でも介護する人が決めるべきと寄り添いつつも、医師としては出来ることはやりたい」という雰囲気でした。

どちらを選択しても後悔しそうな事を家族に丸投げした父を恨めしく思ってしまいました。

以前、母が入院した病院の退院時に退院支援看護師から「エンディングノートを今後作っておくなり、いま元気なうちに家族で話し合っておきましょう。病気になってしまうと話せないですので」

         

とエンディングノートの中でも『もしも』『万が一』の時の事をまとめられる手帳で横浜市が発行している『もしも手帳』を家族全員に渡してくれましたが、父は他人事のように聞いていました。

 

実際自分は倒れることを考えていなかったのでしょう。

エンディングノートは自分の為では無く、家族のためです。そして、若くても事故や病気で急に介護が必要になったりする事もあります。

(担当:R.S.)

いかがでしたか?ダブルケアに関わらず、万が一の時に備えご自身の「お子さんのためにできること!」として。私も仲間の出来事を聞いてエンディングノートを我が子のために書いてみようと思いました。

 

横浜市では各区にエンディングノートを用意しています(本文のものは港南区のものです)。区版のエンディングノートは、各区の講座に参加するか、お住まいの区の高齢・障害支援課、地域ケアプラザ等の窓口にて説明を受け無料でもらうことができます。 詳しくは、お住まいの区の高齢・障害支援課高齢者支援担当までお問い合わせ下さい。

エンディングノートはこちらから。

もしも手帳はこちらから。

たのしもう!ヨコソダテ♪で以前お届けした「育児と介護の同時進行ダブルケアを知っていますか?」の記事はこちらから。

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