今回は西区子育て支援拠点スマイル・ポートのスタッフが地域の防災訓練にお邪魔させてもらった際に気づいたこと、記事に寄せていただきました。地域によって、防災訓練の内容は変わると思います。こちらの地域は比較的多彩な防災訓練を実施しております。自分の地域の訓練との違いや、「子連れで避難する」という時のためのシミュレーションをしていただければ、と思います。
「もしものとき」に、顔が浮かぶ人がいますか?
「地域の防災拠点って、実際にはどんなことをしているんだろう?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、保土ヶ谷区にある川島小学校の地域防災拠点訓練を見学してきました。
訪問のきっかけは、横浜市が主催する防災研修での出会いでした。
そこで知り合ったのが、川島小学校防災拠点運営委員会の事務局を務める竹田さん。
3人のお子さんを育てるママでもあり、スマイル・ポートにも遊びに来てくれたことがあるそうです。

原稿にはこの画像あり、削除予定
いろいろな人が、それぞれの役割を担って
この日は、田中委員長のご挨拶から始まり、防災についてのVTRを見た後は、地域を6つのグループに分け、それぞれのグループがいくつもの体験ブースを順番にまわる形で訓練が行われていました。
会場を見渡すと、さまざまな場所で地域の皆さんが動いていました。
地域防災拠点の運営を担う田中防災拠点委員長をはじめ、スタッフの皆さんがそれぞれの持ち場で参加者を迎えています。
また、副委員長の新井さんは、会場内のいろいろなブースを忙しく回りながら、訓練の様子を確認していました。
そして、事務局を務める竹田さんは、訓練全体の司会をしながら、各グループがスムーズにブースを回れるようタイムキーパーも担当。会場全体に目を配りながら、次の体験へと参加者を送り出していました。

↑画像削除予定
一つひとつのブースの体験だけでなく、こうして多くの人がそれぞれの役割を担い、声を掛け合いながら動いていることも、地域防災拠点の大切な姿なのだと感じました。
「知っている」だけで、いざというときの安心につながる
最初に目に入ったのは、災害時に使用する「はまっこトイレ」。
避難生活では、食事や水だけでなく、トイレは最重要な問題になります。

炊き出しでは、「まかないくん」という資機材を使って、ご飯を炊く訓練も行われていました。


この説明を担当していた資機材取り扱い指導員の金子さんは、西区の浅間台小学校の地域コーディネーターとして、子どもたちと一緒に畑の活動にも取り組んでいる方です。意外な場所で区内の地域の方に出会いました✨
ほかにも、消火器を使った初期消火訓練や、消防団の方、防災委員の皆さんによる救出・救護の実演がありました。
がれきの中から人を救出する場面は、実際の災害を想像すると緊張感があります。
そして人形を使って心肺蘇生法も体験。
消防団の方のわかりやすい説明を聞きながら、子どもから大人までが体験していました。


この日は、ペット防災として、避難所でのペット受け入れ訓練も行われていました。保土ヶ谷区内でも、ペットの受け入れができる地域防災拠点は3拠点だけだそうです。

「結構、視界が見えなくなりますね」
けむりハウスを体験できるブースもありました。
中に入った体験者からは、「結構、視界が見えなくなりますね」という驚きの声が。
普段の生活ではなかなか体験できないことだからこそ、実際に体験することで、煙の中では思うように動けないことを実感できます。

水道局による給水訓練では、災害時の給水場所の紹介や、給水を受ける際にどんな容器が向いているのかについても説明がありました。
「災害が起きたら、どこへ水をもらいに行くんだろう?」
「どんなものを持っていけばいいんだろう?」
子育て中だからこそ気になることを、実際に見て、聞いて、体験しておく。それも大切な備えの一つなのだと感じました。
「顔の見えるつながりを大事にしたい」
「防災」と聞くと、特別な知識や技術を持った人だけが関わるもののように感じることもあります。
でも、実際に地域で活動している人たちの顔が見えてくると、防災がぐっと身近に感じられます。
今回の訓練で竹田さんが地域の方へ向けた言葉で心に残ったのが、
「顔の見えるつながりを大事にしていきたい」という言葉でした。



行政と住民、防災委員、消防団、そして地域で活動する人たち。
災害が起きたときに力を合わせるためには、まず「どんな人が地域にいるのか」「どんな人が、この地域で活動しているのか」を知っていることが大切なのかもしれません。
竹田さんは今、地域の医療関係の方や調理関係の方や専門職の方などに、「もしものときは、教えてね」「できることがあったらお願いね」とお声かけをしているそうです。
一人ひとりが持っている経験や得意なことを、もしものときに地域の力として生かせるように、少しずつつながりをつくっています。
「さきちゃん!」と呼びかける声
訓練の会場では、竹田さんに「さきちゃん、さきちゃん」と声をかける人の姿がありました。。
その様子を見ていると、竹田さんが大切にしている「顔の見えるつながり」が、すでにこの地域の日常の中にあることが伝わってきます
今回の訓練で感じたのは、防災は「何を備えるか」だけではないということ。
もちろん、非常食を準備したり、避難場所を確認したり、防災グッズをそろえたりすることも大切です。
しかし、災害が起きたときに、「この人に聞いてみよう」「知っている人がいるから、少し安心」と思えることも、大きな備えになるのではないでしょうか。
子どもと一緒に、地域を知ることから
防災のために、何か特別なことを始めなくても大丈夫。
ご近所さんに挨拶してみる。地域の防災訓練をのぞいてみる。
そんな日頃の小さな関わりが、いざというときの力になるのかもしれません。
竹田さんが話してくれた「顔の見えるつながり」。
スマイル・ポートでも、子育て家庭の皆さんと地域とのつながりを大切にしながら、子どもと一緒に暮らす地域の防災について考えていきたいと思います。
川島小学校地域防災拠点運営事務局の皆さま、ありがとうございました。
☆よこはま子育て情報スポットでは、日々、SNSで横浜市内外の子育て情報×お出かけ情報をお届けしています。よかったらフォローしてください♪
よこはま子育て情報スポット
Facebook
X(旧Twitter)
Instagram

